「コールセンターって面白い!」 転身は“嬉しい誤算”

センター管理者

佐橋 秀和さん

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昨年1215日に新たに開所した札幌第5センター。新築のためスケルトン状態だった巨大な空箱は、人が集い・新たな価値を創出する「生きたセンター」へと生まれ変わりました。立ち上げをリードしたプログラム・マネジャーの佐橋さんは「TMJで働いてきた中で最も大変な仕事だった」と語りますが、その口調からはどこか清々しさを感じる響きがありました。今回、新センター立ち上げという重責を担った佐橋さんにとって、仕事とは、そしてTMJとはどのような位置づけにあるのでしょうか。


■「すぐ辞めるつもり」を撤回 転職は嬉しい誤算

入社は2015年。米国系ネットサービスのオペレータとして業務に就いたことがTMJとの縁を結ぶきっかけとなりました。当時はコールセンター業務もオペレータ職も未経験でしたが、ウェブサイトの構築を得意としていた佐橋さんにとっては身近な案件に感じました。

佐橋「今だから言える話ですが、当時はTMJに長居するつもりはありませんでした(笑)。コールセンターに明るいイメージを抱いてなかったことも理由の1つです。米国系ネットサービスの案件が終了したら退職しようと考えていたところ、タイミングよく当時のマネジャーから次の案件の話を頂きました。季節家電を扱う大手企業の修理受付業務です。こちらも自分が得意とする分野だった上、向学心が刺激されたことも手伝って、TSR(オペレータ)リーダーとして関わらせてもらうことになりました。ただ、こちらも繁忙期だけ手伝って撤収するつもりでした」


■新規案件を立ち上げ 「センター業務って面白い!」

転機が訪れたのは2016年9月。大手電力会社の繁忙期電話受付業務に、オペレータだった佐橋さんがSVとして抜擢されました。佐橋さんはここで新業務の立ち上げを初めて経験。コールセンター業務とTMJに対するイメージも一変し、業務の中核を担う立場へのファーストステップを踏むことになります。

佐橋「初めての立ち上げは苦労の連続でした。ただ、今回の第5センター立ち上げにはこの時の経験が確実に生きていて、責任の範囲も増えると同時にやりがいも何倍にも膨らんでいます。立ち上げから関わったことで、コールセンター業務に対する見方も劇的に変わりましたね。企業や顧客の『困った』を解決する受け皿として、絶対的に必要な仕事だと感じました。さらに、TMJには働く人たちの多様性を広く受容する風土があり、一人一人の個性を上手く引き出すマネジメントを得意としている。育成側にとって、非常に面白い環境にあるのではないかと思います。もともと色々な人と関わることのできる接客が好きだったことも、見方が変わった一因かもしれません」




入居ビルのフロア案内(左)と完成した札幌第5センター(右)。PBXからファシリティまで、立ち上げ全般を担った


■「家電芸人」だった前職 新規部署の立ち上げも

大卒後に就職した大手家電量販店では、所謂「白物(調理系)家電」を担当していたという佐橋さん。隙間時間を見つけては商品の説明書を手あたり次第読み込む日々を送っていました。その後得意とする接客で順調に成績を伸ばし、早々にフロアマネジャーへと昇格。そこでさらなる収益化と業務効率化を目指した佐橋さんは、新たに法人営業専門部署を立ち上げます。

佐橋「フロアマネジャー当時のノウハウが今の業務に生きている気がしますね。例えば数字の組み立て方や人材のマネジメント方法、購入率・来店率・客単価の計算や店員の配置計画など、大枠での考え方は現職の内容とほとんど変わりません。自分が立ち上げた法人営業部署での経験が、今になってクライアントとの交渉時に生きることになるとは、全く予想していませんでした」

■アクティブな幼少期から社会を俯瞰した学生時代まで

現在札幌でプログラム・マネジャーとして活躍中の佐橋さんですが、幼少期を過ごしたのは東京でした。中学以降は札幌に移り住み、大学では法学部を専攻。佐橋さんは当時の思い出について次のように振り返ります。

佐橋「東京・板橋育ちです。子どもの頃は野球やめんこ、虫捕りに熱中するような”子どもらしい“子どもでした。駄菓子屋さんにもよく行きましたね。学生時代はアルバイトに明け暮れる毎日でした。これまでに経験したアルバイトの数は50以上。中には、電柱の本数を数えるだけという仕事もありました(笑)。広く様々な職種に携わりましたが、今思えばどの仕事も「接客」「人と関わる」という要素が含まれています。人に喜んでもらうことが好きなのでしょうね。中学から大学まではサッカーを続けていました。自分のメンタルの強さはサッカーのおかげだと思います!」


■チャンスを生かし、その先の階段へ

すっかり北の大地に根付いた佐橋さん。札幌第5センターの立ち上げというミッションを無事完遂した今、TMJへの思いと今後の抱負について語りました。

佐橋「入社当時の自分からすれば、TMJへの入社は”嬉しい誤算“ばかりでした。TMJは多様性のある働き方が可能で、中途採用の間口が広い。チャンスを生かして成果を出せば、必ずその先に階段が繋がっている会社だと思います。第5センターの立ち上げでは、社内調整などで不安な点や戸惑う場面も多々ありましたが、その反面同じ位のやりがいを感じたこともまた事実です。今年は直接人員配置に関わったことで大変な面も増えましたが、業務の拡大に比例して自身の寄り添い方なども工夫を重ね、クライアントに貢献していけるとうれしいです」

子どもたちと過ごす休日が何よりの楽しみ


プライベートでは14歳と10歳の2人娘のパパでもある佐橋さん。「娘たちの成長を見守ることが一番の幸せ」と語ります。休日は2人と遊びに出かけることが何よりのリフレッシュだそうです。

現在約220人が在籍する札幌第5センターは、今後も佐橋さんのリードで更なる飛躍が期待されています。