多種多様な経験が強み 人の”面白さ”を発掘

コールセンター・BPO 管理者

渡辺 なみ紀さん

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長くセンター業務に携わってきた渡辺なみ紀さんは、その名前の響きの美しさも印象に残るところです。入社前に培ってきた多様な経験値を生かし、センターを小気味よく取りまとめています。小規模センターに所属しながらも圧倒的な存在感を放つ渡辺さんの、過去から現在を深堀してみました。

■振り返れば10年 走り続けたセンター業務

TMJ社員としての職歴は今年で5年目に突入した渡辺さん。しかし実際の業務経験は今年で10年目を迎えます。現在は教育関連企業で、高校生向けの参考書や問題集、学用品などを制作する業務に携わっている渡辺さんは、毎日が繁忙期の中にいます。

渡辺「2012年からTMJの登録派遣として本企業に携わり、お客様センターを担当。2016年10月にTMJに転籍し、管理者へとステップアップしていきました。当センターは30人程度の小規模ながらも、業務内容は多種多様です。受電業務をベースに、架電業務、バックオフィス業務はもちろん、営業・製作物流・経営推進などの各種サポートもしています。小規模だからこそスタッフ皆がチームワークを大切にしていますね」


長く腰を据えて勤務している渡辺さんですが、TMJに携わる前の姿は今とは全く異なったものだったといいます。エネルギッシュに活動していたかつての渡辺さんを振り返っていただきました。

渡辺「我ながら変わった経歴の持ち主だと思います。まず新卒で銀行に入行し、3年間勤務しました。次はメーカーに2年。その後は自営でPCスクールを開いていたんです。同時に、手芸家として名を上げていた母の作品をデパートなどに納品するためのサポートもしていました。最終的には転籍を機にTMJ1本に絞った形です。職場はTMJのみとなりましたが、これまでの経歴を全て生かすことのできる環境でした。PCスキルも重宝され、非常に居心地の良さを感じていたことを覚えています」

■毎日が新鮮 かつては表彰も

様々な経歴を生かし、TMJの仕事に没頭していた渡辺さん。この4年半で様々なことを形にしてきました。「サラリーマンは向いていない」と感じていた渡辺さんですが、振り返ってみると「TMJだからこそ走り続けることができた」といいます。

渡辺「TMJに転籍した当初のセンターはミスが多発している状況でした。初年度のミスは年間約90件。これはなんとかしなければ、と意気込んでしまいましたね(笑)。早速、ミスや残業の削減といった目の前の問題の改善に着手しました。使命感を持って取り組むと結果はついてくるんですね。管理者として賞を頂く機会もありました。センターの仕事は1日として同じ仕事をする日がない。それが面白く、良い刺激になっていたんだと思います。様々な世代の人や面白い経歴を持った人が集まり、チームを組んで取り組む。とても新鮮味があるので続けていられるのかも」

■「人」を見る力 原点は小学校時代

周囲の人に支えられていることを感じるという渡辺さん。「人が好き」という気持ちが表に出ることもしばしばで、その独特の「人を見る力」は周囲の定評を得ているようです。

渡辺「個性的な人が好きです。採用のシーンでも、周囲が推している人とは違う人を推したりする傾向がありますね。例えば、新卒研修で居眠りしている人をあえて配属希望してみたり(笑)人には必ず向き不向きがありますよね。センターの仕事でジョブローテーションを組むと、それが明らかになるんです。自身で向いていないと思っていたことでも、実際やってみるとすごく向いていたりする。それぞれの人の新境地を発掘していきたいですね」

自営として開いていたPCスクールでも様々な年齢層を対象としていた渡辺さん。人好きだからこそできた仕事でもありました。とはいえ、PCを知らない人にPCを教えるというのは意外と難しいもの。その難しさをカバーしていたのは、渡辺さんのPCキャリアでした。

渡辺「最初に購入したPCはアップル製です。昔好きだったアイドルが番組HPで引退挨拶をすると聞いて、即買いました(笑)。次はWin95でした。趣味が仕事になった形ですね。幼少期はいまやその面影はまったくありませんが(笑)PCとは真逆のクラシックバレエを習っていました。3歳から高校まで、週6回。長期休みは上京して都内の先生に師事していたほど熱心に取り組んでいました。子供のクラスを受け持つことも。子供によって異なるアプローチで教えていることを、当時、大学で子供育成学の講師をしていたバレエの先生に褒められたことがありました。しかし、高校2年生の時に限界を感じ、スパっと見切りをつけたんです。それからは高校時代を取り戻すかのように一生懸命遊びつくしました(笑)」

■外キャンプを満喫 意外な本領を発揮

渡辺「最近は仕事しかしていない」と笑いながら語る渡辺さんですが、楽しめる趣味もしっかり確保していました。自己分析も兼ねて、次のように語っています。

渡辺「5~6年前からキャンプにはまっています。外で料理する楽しさを知ってしまいました。普段からそれほど料理をする方ではありませんが、キャンプは別格ですね。というのも、段取りが好きなんだと思います。キャンプや料理の段取り。こんな『段取り魔』の自分が覚醒したのはTMJに入社してからです!(笑)」

渡辺なみ紀さんの豊かな感性はセンター内で唯一無二の存在感を放っています。それは、様々な経験を積んできたからこそ発揮できる渡辺さんの強みともいえるでしょう。渡辺さんの一層の活躍に乞うご期待です。