2カ月間の育休を取得 復帰後のキャリアも順調

東日本拠点 センター管理者

阿蘇 拓真さん

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「適材適所」という言葉がありますが、誰もが自分では気づかない長所や適性を持ち合わせているもの。今回ご紹介する阿蘇さんもまたその1人です。自分には適していないと思い込んでいた立場や役職が、他者にとっては見事にフィットした――。阿蘇さんはそんな経験を糧に、TMJでも自分らしく活躍しています。今年で入社3年目の阿蘇さんは今、職場に何を思い、どのように自身の持ち味を生かしているのでしょうか。

高校時代 部活を通して見出された適性

私はコロナ禍が始まった2020年の4月、新卒でTMJに入社しました。就職活動が解禁される前からインターンとして他社で仕事をする機会にも恵まれましたが、実際の就職活動では新卒向けのエージェントを利用させてもらいました。なぜなら、エントリーシートの作成と自己分析がとても苦手だったからです。また、本来はスポーツ関連の企業を志望していて、インターン先も同じような業種の企業でしたが、働いているうちに「何か違う」と感じ始めていたのですね。

そしてエージェントを通した自己分析の結果、人をまとめる立場に適性があるということが分かりました。自分でも意外でしたし、今も自信があるとはいえないのですが、思い当たる節があったことも事実です。中学高校では陸上部に所属していましたが、ある時先輩から部長に推薦されたんです。決してリーダーシップを発揮してグイグイと人をリードするタイプではないのに、なぜ推薦されたのかとても不思議でした。大学時代のバイト先でもまとめ役を任されたりすることが多く、自分では首をかしげるばかりだったんです。 しかし、一口にリーダーといっても色々なタイプのリーダーがいるんですよね。先に挙げたようにグイグイとリードするタイプもいれば、寄り添うタイプや後ろから見守るタイプもいる。私自身は人をまとめることも人の話をじっくり聞くことも好きなので、そうした性質はセンターのリーダーとしても生かせるかもしれない、と思い至りました。

入社後の後悔から安心へ

コロナ禍だったので、入社後の研修は全てオンラインで実施されました。ただ、ここで後悔したことが「大学時代にもっとPCを勉強しておけばよかった」ということ。自分でもある程度は使えると思っていましたが、仕事となるとやはりきちんとした知識が必要だったんです。最初は何をするにも時間がかかったり、思ったように作業が進まなかったりもしましたが、先輩や上司から「分からなくて当たり前。コツコツと自分の中にインプットしていけばいい」と声をかけてもらえたので本当に嬉しかったですね。

分からないことがあっても引け目を感じることなく何でも質問できる雰囲気がありましたし、少しでもつまづいている様子があるとすぐに声をかけてくれました。とにかく研修が丁寧で、「自分は受け入れてもらえているんだ」と感じられた時期でもあったと思います。

様々な人に囲まれて

入社1年目は、こちらからお客様に電話をかけて商品の特徴や新しいサービスを伝える業務を担当していました。しかし実は、電話を受けることにもかけることにも最初は抵抗があったんです。もちろんコールセンターでアルバイトをしたこともなかったので、全くの未経験からはじめました。

ただ、経験を積むことで思い至ったのが、「電話はツールに過ぎない」ということです。基本的にはお客様の困りごとや求めるものに耳を傾け、相応しいサービスを提供していくという「接客業」のひとつなんですよね。

お客様は皆、困っていたり不安に感じていたり、特定の商品について知りたかったりして電話をかけてくださっている。私たちが心を開いてひとつひとつ真摯に対応していけば必ずお客様の満足につながります。もっとも、こう思えるようになったのも周囲に手厚く支えられてきたからだと思います。センターでは様々な年代の方が働いており、自分にとっては母親のような立場の方もいれば反対に弟のような立場の方もいる。様々な方の価値観や意見に触れながら対話をする中でだんだんと自信がついてきたのかもしれません。

2カ月間の育休を取得 復帰の際も温かく

実は昨年5月に子どもが生まれたんです。同年6月に新たな業務へと異動したばかりでしたが、スムーズに2カ月間の育休を取得することができました。私自身は異動直後ということもあって多少なりとも引け目を感じたりもしたのですが、上司も同僚も誰一人として嫌な顔をせず、温かく送り出してくれたことに感謝しています。育休明けも同じ部署に復帰し、スキルアップを図りつつ新たな仕事にも挑戦しています。

また、子どもがいる立場としては通常の休みも有休もしっかりとれることが何よりありがたいですね。もともと色々なところにでかけるのが好きなので、最近では休みを利用して子どもと全力で遊ぶようにしています!

目指すは「寄り添える」管理者

冒頭でもお話したように、私は人の話をじっくりと聞くのが好きだし、得意なタイプなのだと思います。実際、オペレータの方から「阿蘇さんには話せる」「阿蘇さんに聞いてほしい」と声を掛けられることも少なくありません。電話口のお客様に対しても同じですが、相手の話をしっかりと受け止め、納得のいく方向へと促すサポートができると嬉しいですね。

もちろんこれから入社する人にも積極的に耳を傾け、寄り添うような形で成長を支えてあげたいと思います。