近年、顧客ニーズが多様化する中、企業には、そのニーズを的確に捉え、それぞれの顧客に合わせたサービスや商品を提供していくことが求められており、企業にとって顧客との直接の接点であるコールセンターは、その役割が益々重要になってきました。
TMJ では、1992年の設立以来、コールセンター運営における生産性や品質の向上、付加価値の高いサービスを追求しつづけ、金融、情報通信、IT、メーカー、通販、公共など幅広い分野で、多くのクライアント企業の皆様から信頼とご満足をいただいた結果、コールセンター運営の受託件数は、年々増加しております。こうした拡大する需要にお応えするために、2006年、札幌市に『札幌第１CRMセンター』を開設いたしましたが、その後もコールセンター需要はさらに拡大を続け、高度なオペレーションに対応できる設備、人材の確保が喫緊の課題となっておりました。

TMJが、札幌市内に2拠点目となるコールセンターの新設を決めた理由としては、大きく以下の3点があります。

1. 札幌市が人口189万人を擁する大都市であり、勤勉かつ優秀な人材に恵まれていること。
2. コールセンター運営に欠かすことのできないTSR(※2)（オペレータ）の採用・育成における行政の支援が非常に充実していること。
3. 『札幌第１CRMセンター』開設時に採用したスタッフが、コールセンター管理者としての経験を積んで成長し、大幅なブース拡大にも充分に対応できること。

※ 2　TSR（Telephone Service Representative）：電話オペレータ

TMJ にとって、東京以外の拠点において2つのコールセンター拠点を開設するのは初めてのことです。これは、札幌におけるコールセンター運営が、人材の面からも品質の面からも非常に順調であること、また、更なるサービスレベルの向上を目指していく上で、札幌が非常に重要な拠点となり得ると判断したからに他なりません。

2006年の札幌進出以来、特に雇用促進の面では、札幌市及び、同じく札幌市内でコールセンターを運営する各社と連携を図り、障がい者の雇用促進会議への参加や、センター見学の受け入れ、職業訓練セミナー等への参画を積極的に行ってまいりましたが、こうした活動を今後もより一層充実させ、札幌市近郊における雇用促進、及び、人材育成への貢献を果たしてまいります。