超高齢社会となった現在、企業は顧客の変化に対応して応対スキルを更新する必要に迫られています。
特にコールセンターなどの非対面コミュニケーションの場面では、表情や身ぶり手ぶりなどの動作で伝えられない分、発話の内容がしっかりと相手に伝わっているかということがより重要になります。特にシニアのお客様は「加齢により聞こえが衰える」ことは身体的な変化として多くの方に現れる現象で、電話の音声が聞き取りづらかったり、内容を聞き間違えてしまったり・・ということが起きています。
シニアのお客様の聞こえの衰えの問題は、応対する側の配慮や工夫が求められることで、シニアのお客様の状態を理解し、お客様に寄り添うことで、より円滑なコミュニケーションや顧客満足度の向上、販売機会の獲得につながると考えます。
このような背景のものと、TMJは株式会社オトデザイナーズと「ジェロトーク」を共同開発しました。
「ジェロトーク」は、オペレータが自分の声をセルフチェックできる模擬音声シミュレーションのツールです。
オペレータは、自身の声が「加齢により聞こえが衰えたお客様」にどのように聞こえるかを体感することで応対改善の気づきを得ることができます。
1.高周波数域の聴力低下(高い音が聞こえない)
内耳の中の有毛細胞が抜け落ちる事により、一般的に高い周波数から聞こえが落ちて行きます。2.リクルートメント現象
「小さい音が聞こえないが、大きい音はうるさく感じる」多くの加齢性難聴の方が持つ症状です。3.周波数分解能の低下
「細かい音の高さの聞き分けが出来ない→微妙な言葉の違いが聞き分け難い」という症状で、これも大部分の加齢性難聴の方が持つ症状です。
これとリクルートメントが同時に起こりますので、安易に大声で話しかけると、相手には割れたような歪んだ音が大音量で聞こえる事になります。4.時間分解能の低下
「早口が聞き分けられない」これは、一般的には脳機能の低下によるものと思われがちです。
もちろん、それも無いわけではありませんが、それよりも内耳の機能の低下によって脳に送られる信号が減ったり、歪んだりしている事が最も大きな要因なのです。5.騒音に弱くなる
騒音といっても、大音量の雑音のことではありません。
空調機の音、キッチンで水が流れる音、お店で流れるBGM・・・そんな若い人には全く気にならない小さな雑音が、加齢性難聴の人の言葉の聞き取りを阻害します。これは、上記1~4の症状によって、耳(聴覚器官)から脳へ送られる音の情報が減ったり、歪んだりすることによって、声(言葉)と雑音を脳で分離できなくなることによって起こるのです。
①セルフチェック
自分の声から模擬難聴の音声を生成し、発声の採点を行います。
②前回録音再生
前回録音した自分の声と模擬難聴の再生を行い改善度を確認します。
③診断履歴
セルフチェックの履歴を参照します。
④サンプル学習
お手本音声で学習し、自分の声との比較もできます。
ジェロトークの使用方法、利用イメージについては、こちらの動画をご参照ください。
高齢者の聞こえ方や聞き間違えられやすい言葉に対する理解
高齢者とのスムーズで効率的な会話スキルの習得スキルを効果的に高めるために、ジェロトークと合わせて高齢者応対研修の受講をおすすめしています。
スムーズに会話が進むことによる顧客満足度の向上
ジェロトークは、レンタル形式のタブレットでご提供しています。
タブレットのご利用台数、ご利用期間をご提示ください。
弊社よりお見積もりと在庫確認をいたします。
契約書の締結、および発注書の記入をお願いいたします。
お申し込みから最短2週間ほどでタブレットを納品します。