「QCサークル石川 馨賞」とは?
日本の品質管理、TQC(全社的品質管理)の先駆者で、国際的にも大きな足跡を起こした故 石川馨博士の偉大な業績をたたえるため1965年に創設された「FQC賞」を1990年に改称したもので、模範的で特色ある活動を行なっているQCサークルを表彰することにより、QCサークル活動の活性化と水準向上に寄与することを目的としています。
受賞チームについて
【チーム名】
湘南・逆境パイン
【活動テーマ】
「パフォーマンス改善による生産性向上とCS向上」
【チーム紹介】
TMJ社内の「小さな改善」活動においてコールセンターの生産性改善と品質向上の両立に取り組み、社内の発表大会で優秀賞を獲得。社外大会には初参加ながら、全国で開催された96大会、1,660チームの発表の中から優秀体験事例に選出され、その後の選抜を経て受賞に至りました。
TMJでは、2010年度のZATチームに続き2チーム目の石川馨賞受賞です。
【受賞理由】
全国のQCサークル活動のリーダー・メンバーをはじめ管理者・推進者にとって、今後の指針となり、QCサークル活動の模範となるもの。この事例はわが国のQCサークル活動のレベルの向上と活性化に大きく貢献するものと期待。(受賞決定の通知より抜粋)
TMJの「小さな改善」活動
TMJの「小さな改善」活動は、製造業で長年の実績がある「QCサークル活動」をベースにしています。コールセンター、バックオフィスセンターだけでなく、経理や人事といった管理サポート部門も含め、正社員からパート、アルバイトまで全従業員が「小さな改善」活動を実践しており、2012年3月までに約480チームが参加しています。
問題点や効果を定量化しづらいサービス業であること、200を超える多様な受託案件ごとに勤務場所や勤務時間が異なる複雑な勤務体系であること、正社員からアルバイトまで複数の属性の従業員がひとつの業務に従事していることなど、アウトソーシングビジネスにおいては、「QCサークル活動」の全社的な推進が難しいと言われています。しかしTMJでは、経営理念である『Client Value』を実践し、クライアントの事業成長に貢献することを目指して、すべての従業員が日々改善に取り組んでいます。また、2012年からは、新たに中国・上海にある現地子会社においても、QCの手法を用いた中国版「小さな改善」活動がスタートしています。
この度の「QCサークル石川 馨賞」の受賞を励みに、今後も引き続きQCサークル活動のレベルアップならびに活性化に努めてまいります。