全日本選抜QCサークル大会とは
全日本選抜QCサークル大会は、全国のQCサークル各支部から推薦されたサークルが集い、優秀事例を発表し相互研鑽する場として1971年に創設された、歴史と栄誉ある大会です。第10回目となる本年度は、6月9日(金)に日経ホールにて開催され、サービスや医療など多種多様な業種の企業・組織から優秀な15サークルが発表を行いました。TMJはコールセンター業界では初の全日本選抜大会出場を果たし、2011年に金賞・銀賞をダブル受賞、2016年に銀賞を受賞し、今回2年連続の銀賞受賞となりました。
主催:QCサークル本部・一般財団法人日本科学技術連盟
共催:QCサークル北海道支部、東北支部、関東支部、東海支部、北陸支部、近畿支部、中国・四
国支部、九州支部、沖縄支部
当社受賞チーム概要
- サークル名:とばた交響楽団
- 活動内容:業務の立上げから現在までの10年間の改善活動の歩みを紹介。
『ES(従業員満足度)』『生産性』『品質』『収益』の4つの重要指標に対する改善活動に取り組みました。研修カリキュラムの改訂による「研修時間の見直し」やセンター内改善提案の活性化による「クライアント提案」など、様々な課題と対面しながらもチーム一丸となって改善を実施してきました。人や組織が変わりながらも、メンバー一人ひとりが意見を出し合いながら改善に取り組んできた10年間の集大成が評価されました。
TMJの「小さな改善」活動
TMJ社内には、製造業で長年の実績がある「QCサークル活動」をベースにした「小さな改善」活動があります。コールセンター、バックオフィスセンターだけでなく、経理や人事といった管理サポート部門も含め、正社員からパート、アルバイトまで全従業員が「小さな改善」活動を実践しています。2006年のスタートからこれまでの参加者は6,708名、テーマ数は1,489テーマ(2017年3月現在)にのぼります。
問題点や効果を定量化しづらいサービス業であること、200を超える多様な受託案件ごとに勤務場所や勤務時間が異なる複雑な勤務体系であること、正社員からアルバイトまで複数の属性の従業員がひとつの業務に従事していることなど、アウトソーシングビジネスにおいては、「QCサークル活動」の全社的な推進が難しいと言われています。しかしTMJでは、経営理念である『Client Value』を実践し、クライアントの事業成長に貢献することを目指して、すべての従業員が日々改善に取り組んでいます。
そして現在では、中国・上海やフィリピン・マニラにある現地子会社にまで、QC手法を用いた「小さな改善」活動を拡大しています。今年度は更に、国際QCサークル大会への参画や自社「小さな改善」全国大会に現地子会社も参加するグローバル大会の実施などを計画し、よりワールドワイドにコールセンター業界の改善文化を高める活動を推進していきます。