運用体制強化の背景
TMJでは、2012年よりモビリティ事業におけるサポート業務を開始。関連業務の受託が拡大する中、2020年6月の「MONETコンソーシアム加盟」をはじめ、MaaS/モビリティビジネスに関するサポートサービスの在り方を研究し、運営ノウハウを蓄積してきました。同ビジネスでは、複合的なサービス構成によるサポート範囲の拡大やアプリメニューの複雑化、地域自治体の実証実験ニーズの高まりによる低コスト化、高齢者対応の配慮など、サポート運営の課題は山積されています。こうした中、TMJは同ビジネスに関する業務運営を札幌エリアへ集中的に誘致。同ビジネスに精通した専門人材の配置と、一部業務のシェア化による低コストの実現など、ノウハウの体系化・育成等の受託体制を整備してまいりました。今回、札幌エリア内で業務を集約し、名称を「Mobilish(モビリッシュ、商標出願中)」と定め、MaaS/モビリティビジネス専門センターとして新たに展開する運びとなりました。
Mobilishの名称について
Mobility shared centerから各頭文字をとり、センター名をMobilish(モビリッシュ)と名付けました。社会の変化に適応した次世代モビリティサービスを支える専門センターを目指し、関連する幅広いサービスを提供していきます。
MaaS/モビリティビジネス専門センター「Mobilish」の特長
1.業界特化のセンター
業界大手企業、自動車メーカー等、多くのモビリティサービスの運用経験とノウハウを集約。多様な受託実績を誇ります。
事例)NTTドコモ様「dカーシェア」: https://www.tmj.jp/case/case_11262/
2.24時間365日対応
緊急性の高いお客様からの問合せに対しても、即時の対応が可能です。
3.夜間業務の低コスト対応
他のモビリティ関連業務のオペレータをシェアードで配置出来る為、低コスト運用が可能です。
4.高齢者対応のノウハウ
2011年から「超高齢社会におけるコンタクトセンターのあり方」について研究を続けており、高齢者の聴こえ方、話し方の工夫などに関するノウハウを蓄積しています。
例)業務改善ノート: https://www.tmj.jp/column/column_12338/
5.最新テクノロジーの積極導入
新技術の実証検証を積極的に担うセンターとしても位置付け。顧客のCX向上とセンター運用効率化につながるツール・施策を導入し、提供価値を高めていきます。
6.業務設計・運用力と柔軟なチャネル対応力
多種多様な運用知見をもとに業務設計・標準化、運用までをサポート。電話、メール、チャット&チャットボット、SNS、Web-RTCなど、サービスの適性や利用者の利便性に合わせたチャネルを提供・対応することが可能です。
※サービスの詳細はこちらをご参照ください。
URL: https://www.tmj.jp/contact-service/maas-mobility/
今後の拡販予定
MaaS/モビリティビジネスの領域が拡大する中、実証実験に取り組む自治体・企業も増加傾向が続きます。弊社が培った専門性を活かした低コスト・高付加価値のサポートサービスを迅速に提供することで、より便利で暮らしやすい社会への貢献を目指します。
株式会社TMJ概要
TMJは、株式会社福武書店(現・株式会社ベネッセコーポレーション)のインハウスコールセンターより独立分社化する形で1992年に設立。世界でも例のない継続型の会員制事業で培った生産管理、品質管理のノウハウを活かし、多種多様なクライアント企業のコールセンターの設計・運営から、調査・分析、人材派遣、人材育成などのサービスを提供しています。2017年には、セコム株式会社の100%子会社となり、より強固で安全性の高いグループネットワークを活かし、クライアントビジネスの成功をサポートします。