お客様の声
三井不動産リアルティ株式会社
シェアリング事業本部 シェアビジネス営業部 カスタマーサービスグループ
グループ長 石山 勤 様
既存会員領域担当 豊田 一徳 様
新規会員領域担当 佐々木 明日香 様
非対面のカーシェアリングサービスにおける顧客接点としてサポートセンターを運営
──カレコ・カーシェアリングクラブはどのようなサービスでしょうか。
三井不動産リアルティ株式会社 シェアリング事業本部 シェアビジネス営業部 カスタマーサービスグループ グループ長 石山 勤様(以下、石山様):
カレコ・カーシェアリングクラブは、首都圏を中心にステーションを展開している会員制のカーシェアリングサービスです。スマホひとつで予約から利用までできる、キャッシュレス・非対面のサービスであることが特徴です。クルマを取り巻く環境が大きく変化する中で、クルマは購入して個人で所有するものから利用するものへと変化してきました。
こうした状況下で、【身近】に、【便利】に利用していただけることを目指し、駐車場代や保険料、税金などの維持費がかからず、スマホひとつでご利用いただける環境を整えています。
カレコの場合、当日の15時までに入会申し込みをしていただければ、その日から予約・利用が可能です。利用者にとって、より身近で便利なサービス提供を目指しています。
──カレコ・カーシェアリングクラブにおけるカレコ・サポートセンターの位置づけと業務内容を教えてください。
石山様:カレコ・カーシェアリングクラブはスマホで完結する非対面サービスです。会員様と対面する機会がないので、何かお困りごとが生じた際にご連絡をいただく重要な窓口と位置付けています。
窓口は、会員用と入会希望のお客様用に分かれていて、会員用窓口では、アプリの操作方法や車両の利用方法に関する問い合わせ対応、車両の傷や汚れ、忘れ物の報告受付、事故対応を行っています。会員・入会希望のお客様だけではなく、定期点検先からの一次受付といったことまで、幅広い業務に対応しています。入会用窓口では、入会に関する問い合わせ対応と入会審査および登録業務を行っています。
また、ステーション近隣にお住まいの方から寄せられるお問い合わせなどにも対応しています。
──カレコ・サポートセンターをTMJに委託された経緯をお聞かせいただけますでしょうか。
石山様:カレコ・カーシェアリングクラブの導入期においては、増車や車種の拡充にサービスメニューの試行など、サービス向上を目的とした施策を行うことに手一杯で、サポートセンターの業務整理がうまく進められていない状況でした。
このような状況の中、マニュアル整備とスピーディーな業務改善の必要性が高まっていたのです。そんなとき、提携先の株式会社NTTドコモ様からTMJを勧められたことが委託のきっかけとなりました。カーシェアリングサービスでの業務経験があることが、委託先を決定する上で大きな安心材料になりました。
カレコ・サポートセンターを立ち上げるにあたっては、数多くのコンタクトセンターを立ち上げ、運営してきたTMJにリードしていただきました。全体のプロジェクト設計からスケジュールの進捗管理、業務知見を活かしたマニュアル類の作成など、全体を通してリードしていただいたので、通常業務が滞ることなくスムーズに立ち上げることができました。
安心して任せられる体制が構築されたことで、社員のコア業務を業務改善にシフトできた
──TMJがカレコ・サポートセンターの運用に携わってから約1年半が経ちました。TMJの仕事ぶりはいかがでしょうか。
石山様:TMJにより、新しい風が吹き込まれました。業務が整理され、マニュアル整備が進んだことで、サポートセンターの業務品質が安定した現在は、安定稼働を第一に、応対品質の向上やBCP対応などを重視したセンター運用に努めているところです。
立ち上げ間もないときは、ご案内する情報が多いこともあってセンターがお客様に誤った情報をお伝えしてしまうこともありましたが、今は安定的に稼働しています。TMJに安心して業務をお任せできていますので、当社社員はこれまでできなかった業務改善に注力できています。
シェアリング事業本部 シェアビジネス営業部 カスタマーサービスグループ 既存会員領域担当 豊田 一徳様(以下、豊田様):
委託開始当初は、複雑なお問い合わせは当社で対応していましたが、現在は安心してTMJにお任せできています。
応対品質もそうですが、管理者の知識やサービスへの理解も深まり、TMJに任せられる業務範囲が広く、深くなってきたことで、当社社員に時間的な余裕が生まれ、業務改善に取り組むことができております。
シェアリング事業本部 シェアビジネス営業部 カスタマーサービスグループ 新規会員領域担当 佐々木 明日香様(以下、佐々木様):
365日稼働するカレコ・サポートセンターを自前で安定的に構築・運用するのは難しいことでしたが、TMJの協力により可能となりました。委託前は日々の顧客対応に追われ、改善が後回しになるという状況が少なくありませんでしたが、TMJへ委託してからは顧客対応と改善の両立が可能となり、大変助かっています。
──ありがとうございます。TMJがカレコ・サポートセンターの運用を行うことで、クライアント企業がコア業務の改善に集中できることは、私たちにとっても嬉しいことです。
石山様:TMJには運用関連だけでなく、社内の他グループの業務改善も後押ししていただいています。
他グループの業務に、新車納車業務というものがあります。繁忙期には納車が数百台に及ぶため、担当グループの社員が総出で対応に当たっていたのですが、もしかしたらこの業務もTMJにお願いできるのかもしれないと思い相談してみたら、できましたね(笑)
繁忙期に社内の電話が鳴らなくなったのは、私たちにとってはかなり衝撃的な出来事でした。最近も、社内の他グループからTMJにお願いできないかという業務が幾つか上がってきています。
知識と応対スキルの習熟度を高め、お客様に寄り添う対応の実現に期待
──カレコ・カーシェアリングクラブの今後の展開をお聞かせください。
石山様:お陰様でカレコ・カーシェアリングクラブの設置車両数は5,000台を超えました。運転する楽しさを実感していただくためにも、多様な車種を取り揃えるだけではなく、新たなインフラとしての価値を提供するために、MaaSにも取り組んでいます。クルマを取り巻く社会環境が変化し続ける中で、新しい生活様式にマッチしたカレコ・カーシェアリングクラブを今後も積極的に伸ばしていきたいと考えています。
安定したサービスを意識しながら、生産性を高めつつ、さらには応対品質を向上することで、顧客満足度を高めていきたいと考えています。これを実現するためにも、TMJには大いに期待しているところです。
──具体的には、どのようなことを期待されていらっしゃいますか。
石山様:カレコ・サポートセンターは、会員様と直接会話できる機会が多いので、お客様がお困りの際は、現場の温度感を察知してお客様に寄り添った対応をしていただけると、より良いと思っています。
ご利用前にお電話をいただいた際は、「お気をつけていってらっしゃいませ」など、お客様を気遣うひと言を添える等、おせっかいをたくさん焼いていただけたらと思います。
豊田様:これからも、多様な車種や新しいサービスを展開していく中で、お客様からの声をいち早くサービスに反映していくことが、顧客満足度を高めていくことになると思います。
これまでも、顧客対応からのVOC、VOEを我々にいただいておりますが、今後もお客様の声と真摯に向き合い、継続していただきたいと思っています。
佐々木様:そうですね。VOCにSV(センター管理者)の見解や改善案がプラスされて私たちのところへ届くので、サービス改善が容易になりました。お客様へきめ細かなサービスを提供していくために、抱える課題を解決し、品質の向上に努めたいと思っています。
カレコ・カーシェアリングクラブのサービスが、日々、変化していく中で柔軟に対応していくのは大変だと思いますが、お客様が快適なドライブをお楽しみいただけるよう、これからも、カレコ・カーシェアリングクラブの一員として、ご支援いただければと思います。
──ありがとうございます。私たちTMJも、カレコ・サポートセンターは「会員様と直接会話できる重要な接点」をお任せいただいていると理解しています。
これからも品質強化や改善を推進するとともに、CX観点でのサービス改善やセンター内での先進的なソリューションの積極導入、顧客視点でのチャネル再設計など、三井不動産リアルティの皆さまと一緒に取り組んでいければと考えています。
このたびは誠にありがとうございました!