PLATOSを理解していただくために、人材育成の考え方で取り入れている「経験学習」という考え方についてご紹介します。
経験学習とは、仕事ができる人を長年調査してきた米国の研究所による調査結果に基づくもので、「仕事ができる人は、仕事経験を自己成長につなげて、変化への適応力を高め続けている」という知見をベースにしています。(出所:ロミンガー社)
調査結果によると、「成人における学びの70%は自分の仕事経験から、残り20%は他者の観察やアドバイスから、10%は本を読んだり研修を受けたりすることから得ている」といわれています。言い換えると、「いかに経験から学べるか?」が仕事ができる人とそうでない人の違いを作っているのです。
ただし、経験から学ぶのだからといって、ただ仕事を与えておけば成長するかというとそうではありません。仕事経験の後の内省(振り返り)の頻度と質が重要です。このことは経験学習理論でもよく説明されていることですが、当社でも3年ほど実践してみて実感することでした。
育成対象者の仕事の振り返りを上司であるマネージャーが手伝いながら本人の学びや成長につなげる手法は、1on1ミーティングとして実践していることで、前回のコラムでもご紹介しています。
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