私たちがお手伝いした企業を例に説明します。
貨物船のスケジュール管理をされている企業の部門担当者様より、業務自動化のご相談をいただきました。
従来の手順は、
(ア) 船舶の位置を専用サイトの地図情報ページより参照
(イ) 自社の管理する対象かを判断
(ウ) 管理対象の船舶であれば、位置情報をもとにスケジュール表を更新
(エ) 管理対象すべてを特定するまで(ア)~(ウ)を繰り返す(100件前後)
といった、気が遠くなるような作業を担当者が付きっきりで実施されていました。
当初、ヒアリングした段階では、(ア)の手順をそのまま自動化させることが不可能で、自動化は困難との見立てをしていました。余談ですが、弊社以外のいくつかの企業に同様のご相談をされた際も、「自動化は困難だ」として、提案を辞退されたそうです。
弊社にて検証をおこなった結果、
(カ) 船舶の情報を一覧表示している全ページのテーブルデータをコピーし、Excelに出力(管理対象外も含めた全船舶分)
(キ) 管理船舶マスタと(カ)のデータをマッチングさせ、管理船舶の位置データを抽出
(ク) 管理対象船舶データをスケジュール表へまとめて更新
このように手順を根底から変更することを提案いたしました。