「うちには手書きの帳票がまだ多く存在しているんだけど、この処理をAI-OCRとRPAで自動化できないだろうか?」
最近、このようなご相談を多くいただきます。
AI-OCRの製品も洗練されてきて、導入事例が増えてきたことで注目を集めているのでしょう。
改めてですが、OCRとは「Optical Character Recognition(Reader)」の略で、日本語では「光学的文字認識」と訳されます。紙の文字をカメラやスキャナで読み取ることで、コンピュータ上で利用できるデジタルな文字列に変換する技術のことです。
昔はOCRといえば、主に活字(印刷された文字)の読み取りが関の山で、ちょっとした紙の傾きや印刷の位置ずれでも読めなくなってしまうものでしたが、機械学習によって手書きや傾きのある文字なども高い精度で読み取るAI-OCRが数年前に登場しました。
出始めた頃はオンプレミス (※1) 中心かつ事前学習が必要でしたが、今ではクラウド型で即導入可能なSaaS(Software as a Service)が多数提供されており、弊社でも複数社の製品を検証、使い分けて利用しています。
(※1) オンプレミスとは、お客様側で用意したサーバーにシステムをインストールして使用する運用形態のこと。