経営ビジョンを計画に落とし込み、実現に向けて現状把握と課題を抽出、それらを踏まえた活動計画を立案、そして、活動成果を定量化、数値化したPDCAサイクルを構築と実行――といった実際の業務運営と企画面がますます密接になってくるでしょう。
それゆえに、クライアント企業様にとっては、企画面をサポートするコンサル機能と実際に業務面をサポートする機能を同一の組織と一緒に仕事ができることが理想であるということでしょうか。
回答を聞いたとき、ふと、冒頭でも触れました私たちのこれまでの社内業務やメインサービス事業であるコールセンターのデジタル化の場面でも企画面と業務面の調整が悩ましい課題だったのではないかと思い起こしました。
どのような事業会社でも、デジタルシフトやCXの戦略推進をするプロジェクトや部門に共通する課題として、プロジェクトのどのフェーズにおいても課題設定力と調整力が重要であると考えられます。
正解がない、万能な解決フレームもない、かつ関係しそうな部門が多岐にわたり、調整に必要な説明資料や、協力してもらえるような根拠データを集める時間もないことで、不完全な推進体制のまま活動が始まることも少なくないでしょう。