ニーズやウォンツと関連して押さえておきたいマーケティング用語として、ニーズとは逆の発想となる「シーズ」があります。
シーズ(Seeds)とは「種」を意味し、企業独自の強みとなる技術やノウハウを指します。優れた商品であったり丁寧なサービスであったり、企業がお客様に提供できる独自の価値です。
ニーズがお客様の欲求というお客様側視点であるのに対し、シーズは企業側視点であるという違いがあります。
シーズをベースとしたシーズ志向のマーケティングは、オリジナリティを追求しやすいメリットがある一方で、ニーズを満たすことができなければお客様から選ばれないというデメリットがあります。お客様満足度の高い商品やサービスを生むためには、ニーズとシーズのバランスが重要となります。