一つ目は、消費者へのインタビューです。
1対1で行うデプスインタビューと複数人を対象に行うグループインタビューがあります。
デプスインタビュー(Depth Interview)とは、1対1で実施することで、消費者の深層心理を探る方法です。
商品やサービスに関する質問だけではなく、プライベートな質問も交えることで、消費者が無意識にしている行動や潜在的なニーズをインタビュー中の会話を通して探っていきます。複数人いると話しづらい本音も、1対1で行うことでリラックスして話しやすくなり、深いところまで詳しく話を聞けるメリットがあります。
グループインタビューとは、複数人を対象に一緒に座談会形式でインタビューを行う方法です。
参加者同士での会話も交えながら、商品やサービスに関する質問をしたり、新商品の感想をその場で聞いたりすることで消費者のインサイトを探っていきます。1度のインタビューで複数人の声を聞くことができるメリットがあります。
また、最近では対面だけでなく、ビデオ会議システムを利用した非対面のオンラインインタビューも増えています。
インターネット環境があれば実施でき、複数人同時での会議も可能なため、デプスインタビューとグループインタビューのどちらでも活用できます。対面であれば、インタビュー場所まで消費者が足を運ぶ必要がありましたが、オンラインインタビューであればその必要がないため、より幅広い消費者へのインタビューが可能となるメリットがあります。
また、カメラも有効活用することで、消費者の生活環境を知ることもできるため、より深い消費者インサイトを探ることもできます。