スウェーデンのチャルマース工科大学の研究者が発表したMaaSレベルでは、MaaSのレベルを5段階に分けて定義付けを行っています。

レベル0は、各交通サービスが独自に存在し、統合されていない状態です。
レベル1は「情報の統合」がされ、各交通サービスの運賃・所要時間・行き方など目的地までの移動に関する情報が統合されている状態です。乗り換え案内や経路検索サービスなどが一例となります。
レベル2は、「予約・決済の統合」がされ、複数の交通サービスを利用しながら一つのアプリで予約から決済まで完結できる状態です。
レベル3は、「サービス提供の統合」がされ、交通事業者間の連携が進み、目的地までどの交通サービスを利用しても料金が統一されるなど移動がひとつのサービスとして統合されている状態です。
・レベル4
レベル4は、「政策の統合」がされ、国・自治体・交通事業者が政策のひとつとして交通のあり方を協議し、推進していく最終形態の状態です。
日本では乗り換え案内や経路検索サービスなどの普及が進んでいる一方で、予約や決済はそれぞれの交通機関で手続きが必要なため、日本のMaaSレベルはレベル1の状態です。