AI-OCRのデメリットは、完全自動化は難しいことです。
AIを組み合わせることで文字の認識率は向上する一方で、手書きデータの読み取りを対象としていることで判断に迷ったり、予期せぬタイミングで停止したりといった事態も想定されます。つまり、AI-OCRを導入することで完全に業務が手離れするわけではありません。メンテナンスや更なる業務効率化や品質改善に向けた対応も必要となります。
人による手作業の入力や確認時にも、癖が強く文字が読めないことがあります。その点はAI-OCRも同じで、完璧ではありません。
そこでAI-OCRでの判断が難しい場合には、部分的に人が対応するように業務設計を行うことで精度を高めることができます。AI-OCRで100%自動化は難しくても、全ての作業を人が実施するよりも高い精度で効率的に実施できることが期待されています。