人材育成に取り組む時間と労力の余裕がないことが一つ目の課題として挙げられます。
人材育成に向けた研修プログラムの準備と実施、評価基準の設定、関係者間のスケジュール調整、研修実施後の効果検証、今後の育成計画の見直しなど、人材育成には多くの時間と労力が必要となります。
人材育成の担当者が複数の業務を兼務している場合、他の業務を優先したり、十分な効果検証を実施できなかったりすることで効果的な人材育成を実施できない状況となっているケースもあります。
また、評価基準があいまいとなっていることで、従業員の成長が評価できていないこともあります。
対象者自身も目の前の業務に追われて、研修に集中できなかったり、自己啓発に充てる時間を確保できなかったりする場合も少なくありません。長期的な視点で自身の能力やスキルアップに向き合う余裕がないことは珍しくありません。