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BPOの基礎知識


初回投稿日 : 2021/04/06

モチベーションマネジメントとは?企業の成長につなげる取り組み

モチベーションマネジメントとは?企業の成長につなげる取り組み

企業が成長し続けるために、従業員のモチベーションは重要な要素のひとつです。モチベーションの維持や向上に向けた取り組みとして「モチベーションマネジメント」があります。
今回はモチベーションマネジメントとは何か、メリットやモチベーション低下の原因をはじめ、従業員のモチベーションを高める具体的な取り組みについて解説します。

モチベーションとは

モチベーションには、「動機づけ」「やる気」の意味があります。

ビジネスシーンにおけるモチベーションが高い状態とは、従業員がやる気をもち自発的に業務を行っている状態を指します。モチベーションは内発的動機づけと外発的動機づけの2種類に分けられます。

2種類のモチベーション

内発的動機づけ

内発的動機づけとは、従業員自身の内的要因(興味や関心)から生まれるやりがいや達成感を指します。

たとえば、業務知識を深めたいために資格取得に向けた勉強をしたり、新しいスキルを身につけたいために業務の幅を広げたりすることなどが一例となります。従業員が受け身で行っているのではなく、自発的に取り組んでいることがポイントとなります。

内的動機づけは自らの意志をもって行っている面から、継続的に維持されやすい面があります。

外発的動機づけ

一方の外発的動機づけとは、外的要因(評価や報酬)から生まれるやりがいや達成感を指します。

たとえば、昇格のために資格取得に向けた勉強をしたり、インセンティブを獲得するために業務の幅を広げたりすることが一例となります。従業員自身の興味や関心がない場合でも、外的要因のために動くという部分で内発的動機づけと違いがあります。

外発的動機づけの場合、評価や報酬を得たことで満足してしまうケースが多くあります。長期的に見ると、外発的動機づけは維持しづらいという面があるのです。

モチベーションマネジメントとは

モチベーションマネジメントとは、従業員が高い意欲を持って業務に取り組めるように動機づけをし、サポートするマネジメントを指します。

外的動機づけは維持しづらい側面があるため、モチベーションマネジメントにおいて従業員の内的動機づけを維持することがポイントといえます。そして、外的動機づけで取り組む中で従業員が興味や関心を高め、内発的動機づけとなるきっかけにすることもポイントとなります。

モチベーションマネジメントのメリット

モチベーションマネジメントを通して得られるメリットについて、3つ解説します。

生産性の向上

1つ目の大きなメリットとして、生産性の向上が挙げられます。

モチベーションマネジメントによって従業員のやる気が高まり、より自主的に動こうという意識が働くようになります。意欲的に業務に取り組むことでサービスの品質や生産性の向上につながり、企業の業績アップにも貢献します。

従業員の自己成長を後押し

2つ目のメリットとして、従業員の自己成長を後押しすることが期待されます。

モチベーションが高まることで、業務に対して受け身ではなく能動的に取り組むようになり、成果も生まれやすくなります。そして成果として取り組みが報われる中でより高い目標にも挑戦できるようになり、自己成長が促されます。

離職のリスクを抑える

3つ目のメリットとして離職のリスクを抑えることが挙げられます。

モチベーションが低下すると、業務だけでなく企業への愛着も薄れてしまい、退職につながる恐れがあるのです。社員のモチベーションへも目を向けることで、離職の防止につなげることができます。

モチベーション低下の原因

実際にモチベーションの低下につながってしまう原因にはどんなものがあるのでしょうか。ここでは、2つのよくある原因について解説します。

本人に合っていない目標設定

1つ目のモチベーション低下の原因として、本人に合っていない目標設定が挙げられます。

本人の能力やスキルを考慮せず、企業側の都合で高すぎる目標を設定しているケースです。設定された目標が高すぎる場合、最初から本人が「達成できない」と諦めてしまう状況につながります。そして、結果としてモチベーションの低下につながります。

達成見込みが立てられない目標では、モチベーションを維持するための指標という役割を失っており、本人のやる気が失われてしまいます。

一方で、本人に合っていない目標に向けて取り組みを続けることで余裕がなくなり、体調を崩してしまい、長期的に続けられなくなってしまうケースも考えられます。この場合にも、結果的にモチベーションが低下してしまう状況を招きます。

企業の都合だけでなく、本人の能力やスキルも考慮した上で、期限も設けて決めることがポイントとなります。本人に合った目標を設定することで、本人の成長を促しながらモチベーションアップにつなげることができます。

正当に評価されない環境

2つ目のモチベーション低下の原因として、自身の頑張りが正当に評価されない環境があります。

自身の頑張りが見えづらい環境では、正当な評価がされづらくなり、貢献しても評価されないと本人が受け止めてしまう可能性があります。そして、モチベーションも低下しやすくなります。従業員それぞれの業務がどんな形で企業に貢献しているのか見えやすくする取り組みや評価をしやすい育成体制が大切になってきます。具体的な取り組み方については、後ほど解説します。

正当に評価される環境が整うことで、さらに貢献したいという意欲がわきやすくなり、モチベーションアップにつながります。

モチベーションを高める4つの取り組み

従業員のモチベーションを高めるために、企業ができる4つの取り組みについて解説します。

モチベーションを高める4つの取り組み

モチベーション状況を把握する定期的な場

モチベーションマネジメントにおいて、人材育成への取り組みは大切です。

人材育成の中でも、従業員のモチベーション状況を把握しておくことがポイントとなります。モチベーションが低下している従業員に早期の段階で気づけるような取り組みが求められます。

具体的には、チームミーティングや1on1ミーティングなどで定期的にコミュニケーションを取る場を作ることがひとつです。

チームミーティング

チームミーティングでは、チームでの取り組み状況やその時点の成果だけでなく、チームメンバー同士がお互いの状況を把握することができます。

業務で悩んでいて、モチベーションが下がっているチームメンバーがいないか、早期から気付くことができます。

1on1ミーティング

1on1ミーティングも重要な役割を担っています。

1on1ミーティングでは、上司と部下が1対1で行う面談です。部下と上司と直接話す場を設けることで、現状の取り組みへの上司からの評価を伝えたり、部下からの相談もしたりとコミュニケーションの場所が生まれます。上司は部下のモチベーションの状況を知ることができ、モチベーションが下がっていた場合には必要なフォローもしやすくなります。

株式会社TMJでも、人材育成の一環で定期的に1on1ミーティングを実施する場を設けています。

<関連記事>1on1ミーティングは意味がない? 3年間実践してわかったこと

正当な評価につなげる評価制度

モチベーションマネジメントに欠かせないのが正当な評価につなげる評価制度への取り組みです。従業員の取り組みや成果に対して、企業が正当に評価する仕組み作りが必要です。

スキルマップの活用

たとえば、スキルマップを盛り込んだ評価制度を活用することで、各従業員のスキルやの習熟度を把握した上での正当な評価が可能となります。

<関連記事>スキルマップとは?活用のメリットと7つの作成ステップ

ピアボーナス制度の導入

また、従業員同士で評価する仕組みとして、ピアボーナス制度があります。

ピアボーナス制度とは、従業員同士で感謝の気持ちやインセンティブを送りあう取り組みです。ピアボーナス制度によって今まで見過ごされてきた頑張りが評価されることもあり、モチベーションアップにつながります。また、上司だけではなく、従業員同士や部署をまたいで評価しあう文化が生まれ、コミュニケーションの活性化も期待できます。多角的な視点から評価される環境を作ることで、従業員のやる気を自然に引き出しやすくなります。

<関連記事>コロナ禍のコールセンター取り組み①安心醸成×コミュニケーションの活性化

最適な目標設定

最適な目標設定もモチベーションマネジメントにおいて重要なポイントとなります。

目標設定時には、企業への貢献と従業員の自己成長の両方を盛り込んだ目標管理制度(MBO)(※)を役立てることができます。目標管理制度とは、企業視点の経営目標や部門目標と従業員の個人目標を連動させた目標設定を指します。

目標管理制度を採り入れることで、従業員の目標の達成がどんな形で企業に貢献しているか見えやすくなり、モチベーションにもつなげやすくなります。

適切な人材配置

モチベーションマネジメントにおける4つ目の取り組みとして、適切な人材配置が挙げられます。

従業員が自らのスキルや能力を十分に生かせる人材配置を行うことで、やりがいをもって業務に取り組むことができます。従業員のモチベーションアップだけでなく、企業にとっても人的資源の最適化を目指す上で重要な取り組みです。

従業員のスキルや能力と事業や組織のニーズをふまえた上で、慎重に配置がポイントとなります。

モチベーションマネジメントで組織を活性化

モチベーションマネジメントを通して、従業員のモチベーションに目を向けることで組織の活性化につなげ、結果的に企業の成長にもつなげることができます。

株式会社TMJでは定期的な1on1ミーティングの実施をはじめ、PDCAサイクルを取り入れた独自の人材育成に取り組んでいます。

また、社内の人材育成で培ったノウハウを生かしたコンタクトセンターで働く従業員の方向けの人材育成・研修サービスを提供しています。人材育成の強化を検討の際は、ぜひご相談ください!詳しくは、<こちら>。

執筆者紹介

業務改善ノート編集部

ビジネスのデザイン力で、事業の一翼を担うBPOパートナーのTMJ。将来にわたる経営環境に最適なビジネスプロセスを設計し、事業を代替することで、クライアント企業の継続的な事業成長を総合的にサポートしています。

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